ソフトバンク上茶谷大河投手（29）が、先発での巻き返しを誓った。「先発（で勝負をする）しかないんじゃないですか。割って入りたいなと思います」。
現役ドラフトで移籍1年目の今季は春季キャンプ中に右肘痛を発症。2月14日には右肘の関節クリーニング手術を受けた。開幕2軍発進で8月26日の楽天戦（弘前）で新天地デビュー。リリーフで8試合に登板も、防御率6・92と満足な成績を残すことはできなかった。
「実力不足だなと。自分自身に物足りなさを感じた。周りの選手と比べても球は遅いしコントロールも悪い。これではダメだなと」。オフは一から鍛え直す。「体をでかくするとまではいかないですけど、体脂肪、筋肉量を明確にしながら改善したい」。ピッチングも「試したいことはいろいろある」とプランを描いている。
2日からジムで始動。この日はみずほペイペイドームで汗を流した。ただ、シーズン中とは違って駐車場の位置、球場の出入り口が変わっており「僕の車はどこですか？」。駐めた車の場所を把握できないハプニングに見舞われたが、トレーニングはきっちり行った。モイネロ、有原、上沢、大関ら層の厚いホークス先発陣に割って入りたい。【佐藤究】
