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【横浜】中山社長、西野努SDわずか1年退任を説明「結果と現状を総合的に検討した結果で判断」


【写真】メディア対応した横浜の中山昭宏社長

横浜F・マリノスの西野努スポーツダイレクター(SD、54)が今季限りで退任することを受け、4日に横浜市内のオフィスで中山昭宏社長(58)が背景や理由を説明した。

就任わずか1年。クラブの再建を託されながら、今季は最下位に沈む時期があるなど低迷を続けた。後半戦で巻き返し、残留圏内ギリギリの17位をキープ。残り3試合で18位横浜FCとは勝ち点5差となっており、残留が視野に入ってきた。

ただ、まだ最終盤戦に挑んでいる最中での「契約満了」という発表。それだけに中山社長の発言が注目された。

経緯を問われると「マリノスが日本代表としてアジアで勝ち、世界で戦う成長戦略を描いた中で西野さんには来ていただいた。シティーフットボールクラブ(CFG)とのさらなるコミュニケーション、連係も含め強化部の体制を色々と検討していただいた。1年間ではありましたが、そのご尽力に感謝しています」と謝辞を述べた上で、こう話した。

「我々がクラブとして目指す姿、現在も含めて1年間、J1の残留争いをしているというこの現状、今シーズンの結果は我々は真摯(しんし)に受けとめる必要がある。西野さんと向かっていた我々クラブの姿は道半ばですが、結果と現状を総合的に検討した結果、今回の判断に至りました」

このタイミングでの発表になったことには「チームが第一優先ですから、西野さんと相談をしながらリリースのタイミングを検討した。チームにとって一番適切と思えるタイミングで実施した」。加えて来季のチーム編成へ動き出すこともあったという。

夏場の補強が当たり、地道に勝ち点を積み上げてきた。それだけに来季以降に期待を含ませる部分もあった。「感謝することは多くあります。今回の結果と現状を見た時に、総合的な検討をした結果とご理解いただきたい」と繰り返した。

来季のチーム編成を考える時期にあるが、12月までは現在の強化部の体制の中で進めていく。なお不足する部分は中山社長もサポートしていくという。後任のSDについては「検討中です」と回答するにとどまった。

そして強化トップを「契約満了」とする中、中山社長の責任について問われると「結果に対する責任はあると考えています。今は我々のクラブとしてやるべきことに注力したい」。自らの去就については否定した。

ビジョンが見えず行き当たりばったりではないのか? と聞かれると「そこもきちんとお見せするのが、一つの成果であり、アウトプットかなと思います。マリノスのアタッキングフットボールを来季に向けてどう作り直していくか。フィロソフィーも含めてちゃんと伝えられるよう準備したい」と回答した。

今回のメディア対応については、クラブとしてはさまざまな憶測が広がることでクラブのステークホルダーやファン・サポーターに不安を与えないために、という狙いもあった。

中山社長は「我々としては憶測の情報が(世間に)出る前には、きちんとチームに伝えたかったというのがありました」。そして重ねて「今私がやることは何かというと、J1残留も残っていますし、来年に向けてどういうメッセージを出すかもあります。クラブとしてきちんとやり切る。やり切る責任があります、今はそこに全力を尽くしたい」と誓っていた。

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