
<関西地区大学野球選手権大会:立命大1-0京産大>◇4日◇第2代表決定戦◇GOSANDO南港
立命大(関西学生)が京産大(関西6大学)を1-0で下して、15年以来10年ぶり5度目の明治神宮大会出場を決めた。
今秋リーグ最優秀投手の左腕、遠藤翔海(4年=京都共栄学園)が9回1安打無失点で完封勝利。許した走者は3回に安打で許した1人のみと、相手打線を完璧に封じ込んだ。
打線は初回に坂下晴翔外野手(4年=立命館慶祥)が右翼ポール際へ先頭打者本塁打。追加点は奪えなかったが、この日の遠藤には1点で十分だった。
遠藤は公式戦初完封。勝てば神宮、負ければ引退の大一番での快投に「完封できると思っていなかったのでうれしい」と笑顔があふれた。
片山正之監督(69)も「本当に遠藤がよう抑えてくれました。コントロールが良くて低めへ投げたのが一番良かった。緩急ですね。ボールがいかない以上に遅い球を使ったのが良かったですね」とたたえた。
24年春にはリーグ戦で0勝10敗の最下位の屈辱を味わったが、今秋は12季ぶりのリーグ制覇を勝ち点5の完全優勝で決めた。今大会も初戦だった第1代表決定戦1回戦で京産大に敗れたが、第2代表決定戦で再戦してリベンジを果たした。片山監督は10年ぶりの神宮切符に「10年ですか? すごいですね」と余韻に浸った。
明治神宮大会では14日に東農大北海道オホーツクと初戦で対戦する。
