＜ドジャースWS優勝パレード＞◇3日（日本時間4日）◇ロサンゼルス
ドジャースがワールドシリーズ（WS）優勝パレード後にドジャースタジアムで優勝報告会を行い、今季限りで引退するレジェンド左腕クレイトン・カーショー（37）が感謝のスピーチを送った。
大歓声の中マイクを手にしたカーショーは「フレディ（フリーマン）に今日は泣かないって言ったんだけど、うまくできるかわからない。変な感じにならないように頑張るよ」と前置きし「18年間、本当にありがとう。この18年間、私たちの試合を見に来てくれてありがとう。私と家族をサポートしてくれてありがとう」とファンに感謝。そして後ろで見守るチームメートを向き「全員に感謝している。ありがとう。君たちは世界で一番だ。君たちは世界一のチームだ。そして、私が覚えている限り、君たちはずっと世界一のチームだ」とたたえた。
カーショーは昨オフにドジャースと1年契約で再契約し、今季11勝2敗、防御率3・36をマーク。9月に今季限りでの引退を表明した。「昨年、私は生涯ドジャースだと言った。そして今日、それは真実となった。そして今日、私は生涯チャンピオンだと言える。それは決して消えることはない」と胸を張り「この瞬間をありがとう。チームメートのみんな、ありがとう。この球団に、ありがとう。この瞬間を一生忘れない」と改めて感謝。「来年、彼らは再び優勝するだろう。私も君たちと同じように見届けるつもりだ」との言葉でスピーチを締めた。
セレモニー後には地元メディアの取材に応じ、今後について「正直に言うと、わからない。ノープランなんだ。来年、2年後、5年後、まったくどうなるかわからない。ちょっと怖いけど、同時に良いことでもある。スケジュールも、ルーティンもない生活が楽しみ。もう二度とアームバンドを付けることも、鍛えるために重いボールを投げることもなくなる。これから楽しみなことがたくさんある」と笑顔で話した。
