
<WEリーグ:マイナビ仙台2-1アルビレックス新潟レディース>◇3日◇第12節◇ユアテックスタジアム仙台
マイナビ仙台がアルビレックス新潟レディースを破り、4位に浮上した。
勝ち点1差で迫る新潟との直接対決。新潟の固い守備に攻め時をうかがいながら、前半45分。MF井上陽菜(26)が放ったハーフライン付近からのロングパスに、FW矢形海優(25)が右足でループシュートを放ち、先制点を奪った。「ヒナ(井上)が愛情たっぷりのボールを出してくれたので、あとは気持ちよく決めるだけだった」と練習でも取り組んでいた狙い通りの連係プレーでしっかり決めきった。
さらには後半44分、MF石坂咲樹(22)がペナルティーエリア手前から、フリーキック。「残りの時間と点差を考えてみんなでどうしたらいいか話しましたが、位置も近かったので、狙っていこうと」と直接ゴール右上を狙い追加点。これが石坂自身にとって、今季初ゴールとなり「決まって自分が一番びっくりしたというのが大きいです」とほほえんだ。
その後、アディショナルタイムに1点を返されるも、1点差を守り抜いた。須永純監督(50)は「苦しい時間帯はありましたが、若い選手が多い中でゲーム運びに関しても全ていい経験ができました。最後に失点したことも含めて次に生かせばというゲームになったと思います」と話した。
現在、5勝5分け2敗で4位と好調をキープ。次戦は8日、アウェーの広島戦で3連勝を狙う。
