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【解説】慶大・常松広太郎がカブスからオファー…アマ選手ニーズ高まり「日本でもアメリカでも」


【写真】カブスからマイナー契約の正式オファーを受けた慶大・常松

東京6大学野球リーグに所属する慶大・常松広太郎外野手(4年=慶応湘南藤沢)が米大リーグのカブスからマイナー契約の正式オファーを受けたことが3日、分かった。今秋のリーグ戦出場全試合で4番を務めた右の強打者は、プロ志望届を提出するもドラフト会議では指名されなかった。就職最難関と言われる米金融業界大手「ゴールドマン・サックス」に内定を得ながら、先月末に同球団から打診を受けたことで、卒業後の進路について再検討に入った。

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ワールドシリーズ(WS)を連覇したドジャースには大谷翔平投手(31)山本由伸投手(27)佐々木朗希投手(23)と3人の日本人選手が在籍した。彼らの活躍を筆頭に、今や日本人選手たちの市場価値は高まるばかり。常松のようにNPBから調査書が届かなくても、将来性を見込まれてメジャー球団からオファーを受ける事例となった。

アマチュア有望株のメジャー挑戦は、東京の進学校、桐朋高から昨年、アスレチックスに入団した森井翔太郎投手兼内野手(18)が象徴的だった。昨秋のドラフトの上位候補に目されていたが、森井はNPBを経由せずに海を渡った。また、今秋のドラフト会議では米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(20)がソフトバンクから1位指名を受けた。佐々木は来年7月のMLBドラフトでも指名対象となり、日米両球界から指名される可能性が出ている。

優秀な日本人アマチュア選手が流出されると否定的に捉えるか、それとも進路選択が多様化すると肯定的に捉えるか-。考え方はそれぞれだが、ニーズの高まりはもはや止められない。

今回のドラフトで指名された選手の中には仮に指名漏れだった場合に備え、視線を米国に向ける動きもあった。「プロで挑戦できるなら、日本でもアメリカでも構いません」と口にする姿には、時代の移り変わりが反映しているようだった。世界に目を向ければ、チャンスは国内だけではない。【平山連】

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