
侍ジャパンに選出された楽天藤平尚真投手(27)が、“封印”していたチェンジアップに手応えを示した。3日の秋季練習でシート打撃に登板。辰己、村林ら打者5人をわずか15球で、安打性ゼロに封じた。今季最終戦以来、約1カ月ぶりとなる実戦形式に「仲間のバッターでちょっと投げづらいのはありましたけど、無事にフォアボールもなく、体もけがなくできたんで、順調かなと思う」と、うなずいた。
この日は15、16日の強化試合・韓国戦で使用されるメジャー球で投球した。「ほんとチェンジアップの感覚がびっくりするぐらい良かった。来年(のシーズン)は使うかわかんないですけど、この大会はちょっと使ってみてもいいかなって感じです」。今季はフォークの状態が良く、持ち球ながらチェンジアップは使っていなかった。侍ジャパンで落ち球2球種を自在に操り、進化した姿を見せる。
