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【日本ハム】清宮幸太郎「僕にはできない。彼にしかできない野球人生」弟・福太郎への思い激白


【写真】ティー打撃する清宮幸

日本ハム清宮幸太郎内野手(26)は改めて実感した。「ほんとに神様いるんだなって。彼も少しは報われたんじゃないかなと思います」。2日に行われた東京6大学野球の早慶戦。弟の早大・清宮福太郎外野手(4年=早実)が8回に代打で登場。リーグ戦初安打を放って野球人生に幕を閉じた。その瞬間を、兄は秋季キャンプが行われていたエスコンフィールドで、テレビ越しに見守っていた。

「結構、泣きそうでした。『あぁ、よかったぁ』みたいな。せめて打って終わってほしかったので。でも何より、やっぱああやって、もう自分のことにのように、みんなが喜んでくれていたんで、ほんとにいい仲間たちに恵まれているなっていうか…彼の普段の過ごし方、関わり方みたいなのが、すごいああいうところで出てるなと思った。ほんと幸せ者じゃないかな」

弟だけでなく、その仲間たちも涙して歓喜する姿に兄は胸を打たれていた。

4つ下の、かわいい弟だ。「一緒にラグビーもしてきましたし、僕と同じような道を歩んで、ずっとスポーツをやってきた。性格とかは結構違う気がしてて…まあ彼の方が頭も切れるかなと思います、ほんとに」。仲のいい兄弟だが、世間からは比較されてきたことは想像に難くない。その中で野球人生を全うした弟は誇らしい存在だ。

「例えば、僕はリトルリーグで世界一になったり甲子園でホームラン打ったり、今こうやってプロ野球でやってたりしてますけど、リトルの彼の代は全然ダメだったし、中学もダメだったし、高校もコロナで満足に野球ができなくて、大学に行ってもなかなか出られなかった。やっぱり、すごい思い描いてた野球人生じゃなかったと思う。僕もいるし、すごい彼しかわからないプレッシャーがあったと思うんですけど、それは彼にしか味わえない。ああやって早慶戦で最後打つっていうのも僕にはできないこと。彼にしかできない野球人生なので」。

弟は早大卒業後、一般企業に就職する予定だ。新たな道へ進む弟へ-。

「もうこれで終わっちゃいますけど、でもそれってほんとにかけがえのないことで。自分の人生の財産になる。ほんと誇りに思って、生きていってほしい。彼なりに、すごいいろいろ頑張ってたと思うので。その結果が最後、ああいうヒットを神様がくれたと思う。まだまだ人生長いんで頑張ってほしいですね」

これからも「いい兄貴でいたいっす」という清宮幸は笑顔で言った。【木下大輔】

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