
<高校野球秋季近畿大会:神戸国際大付7-6智弁学園>◇3日◇決勝◇さとやくスタジアム
智弁学園(奈良1位)が神戸国際大付(兵庫1位)に競り負け、5年ぶりの優勝を逃した。
初回に逢坂悠誠内野手(1年)の先制打などで2点を先行する。その裏に6点を失って逆転を許したが、3回に4得点で試合を振り出しに戻す。
互いに得点がないまま6-6の8回からプロ注目の最速146キロ左腕、杉本真滉(まひろ)投手(2年)が登板。2死から連打で勝ち越しを許した。9回も2死三塁と同点機をつくったが、空振り三振でゲームセット。あと一歩及ばなかった。
小坂将商監督(48)は「初回ですよね」と6失点を悔やんだ。さらに、8回無死一塁から黒田龍之介外野手(2年)の送りバント失敗を挙げて、「進塁打にしていれば、あの回に1点入っていた。野手の方は良かったですけど、上で勝ち上がっていこうと思ったら送りバントの質、エンドランの質をもう少し春には修正していかないといけない」と反省した。杉本に関しても「ええ勉強になったと思います」と振り返った。
