
<オーストリア1部リーグ:リート2-2ザルツブルク>◇2日◇第1節◇リート
オーストリア1部リーグ開幕節で、ザルツブルクのFW北野颯太(20)がアウェーのリート戦に先発し、前半9分に移籍後初ゴールとなる先制点を決めた。チームはその後に2失点したものの、後半終了間際に追い付いて2-2で引き分けた。
J1セレッソ大阪から6月に加入した北野がリーグ開幕戦で結果を残した。前半9分、ペナルティーエリア内に進入し、右からの短いパスを右足ダイレクトでゴール左隅へ流し込んだ。6月のFIFAクラブワールドカップ(W杯)で新天地デビューを果たしていたが、リーグ戦では初出場で初ゴール。背番号8のアタッカーはチームメートに囲まれ、喜びを分かち合った。
和歌山県出身の北野はC大阪の下部組織で育ち、J1通算68試合8得点。ザルツブルクへの移籍が決まったときには「結果を出して日本代表になりたい」と話していた。ザルツブルクには2015年にC大阪からMF南野拓実(現モナコ)が移籍し、飛躍につなげた。13日に21歳の誕生日を迎える北野も今後、さらなるステップアップが期待される。
なお、同僚のMF川村拓夢(25)と、1日にドイツ1部シュツットガルトからの加入が決まったDFチェイス・アンリ(21)はベンチ外だった。