
<ヤクルト1-5阪神>◇2日◇神宮
阪神が自力で優勝マジックを35に減らした。阪神が4回までに小幡竜平内野手(24)の先制アーチ含む2発、高寺望夢内野手(22)の2号ソロ、佐藤輝明内野手(26)27号ソロの本塁打攻勢で4点。1試合4本塁打は今季初で、22年5月18日以来、3年ぶり。一気にチーム本塁打を60本に乗せる爆発力で主導権を奪った。阪神先発才木浩人投手(26)が6回途中に爪の異変のアクシデントを乗り切り6回2安打1失点。村上に並ぶチームトップタイ9勝目を挙げた。試合後の藤川球児監督(45)のコメントは以下の通り。
-先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻撃で勝利
「そうですね。ホームランも多く、小幡と高寺が、出て、感じよくいきながら。でも、内山選手のホームランでゲームが締まった展開に変わったので。そのあとをみんなでつかめたというか、流れといいますか、ゲームの様子がまた変わって、しっかりと守り切る態勢に入れたということは、選手、スタッフを含めてよくやってくれたと思いますね」
-才木はアクシデントもありながら6回を投げた
「そうですね。本人ももちろん闘争心がありますから、投球したいというところでしたけど。やっぱり後ろから考えてしっかりとゲームを締めていくような展開に移り変わってきていたので。ある意味でいうとそれが、チームの後半戦に向けてのいい締まりになったので。次にまた頑張ってくれれば。9勝目ですから、本人も、次も気分よくやってくれればな、と思います」
-岩崎が出場選手登録を抹消された
「後半戦も7月も出番が多くて、最終盤の8回あたりで得点するケースもありましたから。実はブルペンで(肩を)作っているケースが非常にあって。オールスター明けもそういうゲームがあって、少しハードになっていたところで腰の方に疲労が出たので。もうここはあえて。本人は戦う気満々でしたけど、『そこはちょっとこっち(ベンチ)に時間をくれ』と。そこで、本人も理解をしてくれて。まあ疲労ですね。でも、大きなものではないですから、次、また元気な姿で戦ってくれると思います。ずっと待機してくれてますから、一番後ろは本当に大変だなと思いますね。頑張ってくれています」