
<親善試合:G大阪1-2スタッド・ランス>◇2日◇パナスタ
日本代表のFW伊東純也(32)とDF関根大輝(22)らが所属するフランス2部スタッド・ランスとJ1ガンバ大阪の国際親善試合が2日、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われ、Sランスが2-1で逆転勝ちした。
1-1の後半19分にMFテディ・テウマ(31)が左足で強烈なシュートを決めて勝ち越した。関根は先発して後半16分までプレー。伊東は同40分から出場した。
試合はG大阪が開始わずか38秒ほどで先制した。キックオフから丁寧にパスをつなぎ、最後はFWデニス・ヒュメット(28)がFW山下諒也(27)のパスを受け、右足を振ってGKの股の下を抜いた。トップチームデビューとなった17歳のU-20日本代表GK荒木瑠偉を交えて攻撃を組み立て、相手に1度もボールを渡さずに幸先よくリードを奪った。
だが、同16分にSランスが追い付く。左サイドから攻め込み、最後は18歳のMFパトリック・ザビがペナルティーエリア内から右足でゴール右隅に突き刺した。Sランスは今夏の日本ツアーで、7月27日にJ2モンテディオ山形に0-1、同30日のJ1柏レイソル戦も1-2で敗れていた。柏戦のゴールはFWカドラのPK。流れの中からのゴールはこの日の同点ゴールが今夏のプレシーズンで初めてとなった。前半は1-1で折り返した。
後半からG大阪がメンバーを大幅に変更。Sランスは2人が交代した。関根が右サイドバックの位置から再三、中央に移動して攻撃の糸口を探り、後半11分過ぎにペナルティーエリア内に侵入して右足で狙ったが、惜しくも枠を外れた。関根は同16分に退いた。
その3分後にSランスが勝ち越しに成功。背番号10のマルタ代表MFテウマが利き足の左足を振り抜いてゴール左隅に突き刺した。主力MFの強烈なシュートに、ベンチの伊東も拍手を送った。
伊東は後半40分から出場して最前線でプレーした。古巣との対戦になるはずだったFW中村敬斗(25)は今夏の日本ツアーには同行していない。スタッド・ランスは11日の2部リーグ開幕戦でアミアンとアウェーで対戦する。