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静岡裾野コールド勝ちで「取手にリベンジ」喜び爆発!浦安も00年以来の8強進出 リトルシニア


静岡裾野の高橋(中央)はコールド勝ちが決まると、大隅(右)らとガッツポーズ(撮影・久我悟)

<エイジェックカップ第53回日本リトルシニア日本選手権大会>◇2日◇東京・明治神宮球場ほか◇2回戦

8強がそろった。

静岡裾野(関東連盟8位)が取手(同2位)を11-1の4回コールドで破った。

高橋彪絆(3年)が最後の打者を三ゴロで仕留めると、歓喜の輪が生まれ、ベンチのナインが弾丸のように飛び出した。

まるで優勝騒ぎ。無理もない。大会の組み合わせが決まった瞬間から、「打倒取手」「取手にリベンジ」が目標になった。春季関東大会で6-9で負けていた。夏季関東大会で日本選手権出場は手にしたが、ジャイアンツカップ出場を逃し、3年生にとっては選手権が最後の大会。頂点に近づくには取手を倒すしかなかった。

佐藤裕徳監督によると公式戦のコールド勝ちは「1回しかなかった」という、守りを主体にしたチーム。想定外の大量得点で、ナインの喜びも爆発した。

1回表、1番の岩崎圭吾(3年)が三塁打を放つ。2番山下は何本もファウルで粘った末に二ゴロ。取手の内野陣は1点OKの定位置にシフトしていたから、「やってもいい1点」だったが、静岡裾野には勇気を与える先制点になった。

2回表、1死後から6連打で4点。6本目のヒットはまた山下だった。

3回表、2死後から4連打で3点。岩崎は早くも猛打賞を2点タイムリーで達成した。

4回表、西井大靖(3年)の適時二塁打、中島龍之介(3年)の2点打で3点を挙げた。

10点差となる11点目のホームを踏んだ西井は「ベスト8もうれしいけど、取手に勝ちたかった。たくさん打撃練習をしてきたし、自主的にも打ち込んだ」。

1回戦は無安打だったが、一夜明けて3安打の中島は「1回戦は全国大会でびびったところがあったけど、守りでいいプレーができたので、いけると思っていました」と、チームが目指す「守りから入っていく」のリズムが最高の形で、神宮の空にこだました。

取手は3年生にとって最後の舞台となるジャイアンツカップで巻き返すことになった。

浦安(関東連盟11位)は中野(信越2位)を1点差で破り、2000年の優勝以来の8強進出となった。

5-3の2点リードで迎えた7回表、1点差とされ2死二塁。中野の富澤鉄誠(3年)が中前にはじきかえすと、中堅手の柏木仁祐(3年)が本塁へノーバウンド送球。捕手の戸畑和人(3年)が本塁寸前でタッチアウトにする劇的幕切れだった。

柏木は「1人でバックホームする練習はやっていますが、いつもはワンバウンド送球。今回はなんとか刺したい気持ちが強くて、ノーバウンドになりました」とスーパープレーを振り返った。

先発して10安打を浴びながら無四球で6回3失点と好投した皆川将大(3年)は、前日の1回戦で救援したものの、満足な投球はできなかった。

一夜明け、相手打者を観察しながら、試合をつくることに徹した。「できるだけ長く投げるために、自分で力を調整したのが、うまくできました」と振り返った。

敗れた中野は伸びやかなスイングで、最後まであきらめず攻撃した。次々送り込んだ投手陣も、全力投球でそれぞれ大量失点は許さなかった。

高橋昭二監督は「打つのはフルスイング、投げるのは強いリリースを大事に個性を伸ばすようにしています」と話していた。

準々決勝は3日に神宮球場(午前8時開始)と府中市民球場(同9時開始)で行われる。

▼2回戦

世田谷西3-0佐倉

東北楽天6-5中本牧

浦安5-4中野

東練馬2-8秦野

取手1-11静岡裾野

橿原磯城12-2調布

青森山田6-5豊田

神戸中央4-5五條

【準決勝の組み合わせ】

▼神宮球場(午前8時開始)

青森山田-五條、世田谷西-東北楽天

▼府中市民球場(同9時開始)

浦安-秦野、静岡裾野-橿原磯城

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