＜パドレス4－1カージナルス＞◇1日（日本時間2日）◇ペトコパーク
パドレスへの電撃トレードが決まったアスレチックスの守護神メーソン・ミラー投手（26）が、自身のインスタグラムで関係者とファンに感謝の言葉をつづった。
最速167キロ右腕のミラーはこの日、パドレスへの電撃トレードが決定。先発左腕JPシアーズ投手（29）と合わせて「2対4」のトレードで、パドレスは投手陣の強化に成功した。
ミラーは今季38試合に登板して1勝2敗、20セーブ、防御率3・76。メジャー2年目の昨季にクローザーに定着。同年は28セーブをマークして、奪三振率は14・40を記録した。速球を武器に高い奪三振率を誇ることから「The Reaper（死神）」の愛称でリスペクトされている。大学時代の18年に、1型糖尿病と診断されたことを公表している。
ミラーはアスレチックスへの感謝を投稿。「ドラフトで名前を聞いてメジャーデビューするまで、チームの多くの人が良い影響を与えてくれました。感謝してもしきれません。チームメートやコーチ、サポートスタッフ、ファンの皆さんは、これからも私の心に特別な存在であり続けるでしょう。サンディエゴでの次の章にワクワクしています」とつづった。
ミラーはこの日、カージナルス戦の8回に移籍後初登板。100マイル（約161キロ）超えの速球を連発し、無死一、三塁からはこの日最速の102・6マイル（約165キロ）の直球で空振り三振を奪うなど、無失点デビューを飾った。
パドレスは首位の宿敵ドジャースと3ゲーム差。この日のトレード期限最終日では、一気に8選手を獲得する大型補強を見せた。
ミラーとシアーズの他に、ロイヤルズのフレディ・フェルミン捕手（30）、オリオールズの強打者ライアン・オハーン内野手（32）とラモン・ロレアノ外野手（31）、通算424セーブのビリー・ワグナー氏を父に持つブルージェイズのウィル・ワグナー内野手（27）、金銭トレードでブルワーズからネストル・コルテス投手（30）とホセ・キンタナ投手（36）を獲得した。
トレードが有力視されていた主戦右腕ディラン・シース投手（29）と、守護神ロベルト・スアレス投手（34）は残留した。
