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【こんな人】後輩思いのプロ初勝利広島・高太一は幻の「10勝10本塁打」も考えた遮二無二な男


今年1月、母校の後輩と写真に収まる、広島の高(写真右)

<広島3-1中日>◇1日◇マツダスタジアム

今季初登板、プロ初先発の広島2年目左腕・高太一投手(24)が、6回1失点でプロ初勝利を飾った。0-0の4回2死二塁から、中日石伊雄太捕手(24)に左翼線への適時二塁打を許したが、93球を投げて5安打5三振。粘り強い投球が光った。

◇  ◇  ◇

大学では強気な投球とは裏腹、素顔は天然キャラで野球への探究心はどこまでも深く、同期や後輩も宇宙人キャラと評するムードメーカーだった。プロ入り後、母校の後輩投手の悩みに耳を傾けたり、トレーニングジムを紹介するなど、「優しい高さん」は健在だ。

昨季10月5日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で、念願の1軍公式戦初登板を飾ったが、まさかの「コウ」とアナウンス。現地で観戦していた中井哲之監督(63)には、「コウくん」といじられる始末だった。

プロでは、安定した結果を残せず活躍への“材料”に悩んだ。今年1月、今季の目標を尋ねると「10勝と10本塁打でもしないと」。まさかの回答だったが、苦しむ気持ちはとことん伝わった。生き残りをかけて目立とうと、打者だった高校時代を回想し二刀流プランも描くほど悩みつくした。 今季のチームスローガン「遮二無二(しゃにむに)」のごとく、24歳が苦悩や葛藤を経て、プロ初白星を手にした。【中島麗】

◆高太一(たか・たいち)2001年(平13)7月26日生まれ、愛媛出身。広陵では河野(現広島)石原(現ヤクルト)と同期で、高3時の19年にセンバツ出場。大商大を経て23年ドラフト2位で広島入団。24年10月5日ヤクルト戦(マツダスタジアム)でプロ初登板、初ホールド。今季推定年俸1200万円。179センチ、89キロ。左投げ左打ち。

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