
<全国高校野球選手権:開幕試合組み合わせ抽選会>◇1日
第107回全国高校野球選手権(5日開幕)の開幕試合の組み合わせ抽選が1日、オンラインで行われ、創成館(長崎)-小松大谷(石川)の対戦に決まった。
49代表校の主将が、入場行進順の北北海道代表から順番にオンラインで番号を指定。抽選会場で係員が対応する番号の封筒を開封する仕組み。小松大谷は20番目に開幕試合を引き当てたが、その後なかなか対戦相手が決まらず、残り6枚の封筒から創成館が当選した。創成館の下川輝主将(3年)は「開幕戦にふさわしい試合をやっていきたい。早く試合をしたいなっていう気持ちもあったので、うれしい」と話し、小松大谷の田西称主将(3年)は「まさか自分が引くと思わなくて、びっくりしています。開幕戦にふさわしい全力プレーで戦っていきたい」と意気込んだ。
今大会は酷暑対策として、開会式を5日の午後4時から行い、その後、同5時30分から開幕試合を1試合だけ実施するスケジュールになっている。夕方の開会式は史上初。チームや応援団への配慮で開幕日の1試合のみ、先に抽選会を行った。
開幕試合以外の抽選会は、3日に通常通り大阪市のフェスティバルホールで実施する。
▼創成館が開幕戦に登場。長崎県勢の開幕戦は過去に春1度、夏4度あるが、0勝5敗と未勝利。全国47都道府県のうち、春夏を通じ開幕戦勝利がないのは岩手県(春1度、夏2度の0勝3敗)と長崎県だけだが、初勝利なるか。長崎県勢は通算対戦成績で石川県勢に3勝0敗(春1勝、夏2勝)となっている。