
ガンバ大阪は1日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行い、2日に行われるスタッド・ランス戦(パナスタ)に向けて調整した。
この日のトレーニングでは、MF奥抜侃志(25)が元気にフルメニューをこなした。フォーメーションを組んだメニューでは、左ウイングの位置で攻守に積極的な動きを見せた。
2月14日にセレッソ大阪と戦った開幕戦に出場するも、左足首を痛めて離脱。当初は強めの捻挫とみられていたが、その後「左足関節前方および後方インピンジメント症候群」と診断され、4月に手術を受けることになった。
想定よりも長い離脱を余儀なくされたが、ここに来て復帰。「あとは監督とフィジカルコーチがコンディションをどう見てくれるか」という状態まで戻ってきた。
復帰してからフルコートのゲームはこなしていないというが、ミニゲームでは「普通にやれている感じはある」と上々の手応え。出番があると予想されるSランス戦では、約5カ月半ぶりのプレーが見られそうだ。
G大阪のサポーターには、活躍とは遠かった今季開幕戦のプレーしか見せられていないだけに、本来のプレーを見せたい思いがある。「(開幕戦では)ボールにあまり触っていないし、インパクトも残していない。やっぱりドリブルとスピードは持ち味なんで、そこは見せたい。守備に回りすぎると、開幕戦みたいに攻撃に出られなくなってしまうので、できるだけ自分たちがボールを持てる状況を作りたい」。G大阪で2度目のチャンスが与えられれば、背番号44は果敢な仕掛けで攻撃のアクセントになる。【永田淳】