
第107回全国高校野球選手権(5日開幕)の開幕試合の組み合わせが1日、午後6時30分から行われるオンライン抽選会で決定する。
開幕試合以外の抽選会は、3日に通常通り大阪市のフェスティバルホールで実施する。
なぜ1試合だけ先行抽選を行うのか。今大会は5日開幕で、本抽選会から開幕までは2日と期間が短い。応援団の移動などに配慮した形になった。4月18日に行われた日本高野連の第2回運営委員会で抽選会を2段階で行うことが決まり、本抽選と同様に、北海道同士と東京同士の組み合わせは避ける。
開幕試合に決まった2校も3日の本抽選会に来場し、選手宣誓の抽選などに参加する。
今大会は酷暑対策として、開会式を5日の午後4時から行い、その後、同5時30分から開幕試合を1試合だけ実施するスケジュールになっている。夕方の開会式は史上初になった。
暑さ対策や、選手の負担軽減のため前回大会から導入された「朝夕2部制」は、1回戦を終える第6日まで実施。第1日は午後1試合、第4日は午前2試合のみ行う。午前の部は午前8時、午後の部は午後4時15分に開始予定。
決勝は22日の18日間開催で、昨年と同じ3日間の休養日が設けられた。
また、これまで原則7分までとしていた試合前のシートノックを5分までに短縮する。申告すれば、ノック自体を行わなくても問題ない。いずれも選手の疲労軽減、試合間のインターバルの短縮など、酷暑対策の一環になる。
大会に参加する49校は、7月31日から甲子園練習を行っている。