
<日本ハム4-5ソフトバンク>◇31日◇エスコンフィールド
最後の反撃も及ばず、日本ハムが再び2位へ陥落した。
2点を追う9回に4番郡司の適時打で1点差に迫ったが、そこまで。真夏の天王山は3試合とも接戦となったが、1勝2敗の負け越し。新庄監督は試合後、球団を通じて「なかなか緊張感のある3連戦でした」というコメント一文に、全ての思いを込めた。
その緊張感あふれる中で、細かい“ミス”も痛かった。1点を追う3回無死一塁では送りバントが決まらず、2死から清宮幸の二塁打が飛び出しても得点にはつながらなかった。その直後の4回に先発達が3点を失うなど投打の歯車もかみあわなかった。
7月は14勝8敗と勝ち越したが、そのうち5敗はソフトバンクに喫したもの。首位を明け渡した昨季王者とは、8月に2カード6試合を戦う。次は9日から始まる敵地での3連戦。しっかり勝ち続けて、やり返す。
○…6回表のソフトバンク攻撃開始時に突如、エスコンフィールド内外野21箇所のスプリンクラーが作動した。主に左翼中心に散水され、左翼の日本ハム水谷が右往左往した。「ただいまスプリンクラーが作動しております。しばらくお待ちください」とのアナウンスから2分後「お待たせしました。試合を再開します」とリスタート。球団は「スプリンクラー制御システムの誤作動によるものです。原因を調査し、再発防止に努めてまいります」とコメントした。