＜パドレス5－0メッツ＞◇30日（日本時間31日）◇ペトコパーク
パドレスのダルビッシュ有投手（38）が、日本のファンへ「打倒ドジャース」を改めて宣言した。
この日はメッツを相手に、今季最長の7回を投げ被安打2、7奪三振の無失点と好投。今季5試合目の先発で初勝利を挙げ、日米通算で単独1位となる通算204勝目をマークした。
メジャー通算111勝目。日本ハム時代の93勝と合わせ、日米通算204勝。ドジャース、ヤンキース、広島で活躍した黒田博樹氏の203勝の記録を抜いた。
ダルビッシュは試合後、NHKのインタビューに対応。「野茂さんであったり黒田さんであったり、そういう方たちの背中を追いかけてここまで来ましたし、いつも言うように、まだ同じようなレベルの投手になったとは思えないですけど、数字で近くに来られたのはすごくうれしいです」と話した。
今季の意気込みを問われると、「日本の皆さんはドジャースに勝ってほしいと思ってると思うので、そこを僕たちがひっくり返したい気持ちはあるので。みんなで一丸となって頑張っていきたいです」と、パドレスが掲げる「打倒ドジャース」を改めて宣言した。
昨季はドジャースが地区優勝を果たし、パドレスはワイルドカードでポストシーズン（PS）へ進出。地区シリーズ決定戦では、パドレスが先に2勝1敗と追い込んだが、ドジャースに連敗を喫した。ダルビッシュは最終第5戦で山本由伸投手（26）と投げ合い、7回2失点と好投したが敗れた（0－2）。
パドレスは首位ドジャースと3ゲーム差の2位。15日（同16日）からは、敵地ドジャースタジアムでドジャースとの3連戦、22日（同23日）からは本拠地ペトコパークで3連戦を予定している。
