ビビビビっと食欲をそそる、インパクト抜群のカラフルグルメが盛りだくさんだ。楽天の本拠地、楽天モバイルパーク宮城では24日までの主催ゲームで「夏スタ！ VIVID SUMMER」を開催。色鮮やかで刺激的な夏をテーマにした「VIVIDカラーグルメ」全34種類が期間限定で販売されている。【取材・構成＝山田愛斗】
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これまでも「色」を意識したグルメはあった。ただ、赤、青、緑といった単色で、ビビッドカラーのような多色がテーマになるのは初の試みだ。球団飲食担当の柴田麻美さんは「飲食店の皆さんがいろんなカラーでおいしいものを作ってきた経験値を今回融合させた形ですね」。各店舗の努力の結晶が全34種類の期間限定メニューにつながった。
ビビッドカラーの商品開発は飲食店にとっても難題だったようだ。「何色って言われると頑張ってそこに合わせればいいんで、正直、やりやすさもあります。でも、ビビッドって言ってもわからないじゃないですか」。だからこそ、球団と店舗側とのコミュニケーションを密にして、例えば「さくら大根はビビッドじゃないけど、しば漬けはビビッドになる」とヒントを提示するなど“キャッチボール”を繰り返しながら数々のメニューが誕生した。
今回を象徴するグルメが「クリームチーズ入りVIVIDベジサンド」だ。「今年のサマーユニホームはピンクなので『クリームチーズにビーツを入れたら真っピンクでインパクト出るね』とかアイデアを出しながら作りました」。ターメリックやクミンを使った黄色いパンを球場で1から焼き、野菜が盛りだくさんの商品となっている。「推しポイントがたくさんあるカラフルなサンドイッチで、夏もさっぱり食べられると思います」と力を込めた。
飲み物にも工夫を凝らした。代表的なものが「サンシャインシトラス」「グリーンプラネット」「サンセットブルー」で、カップの飲み口をピンクのザラメでおしゃれに装飾。ピンクが主役のグルメが多いため「あえてドリンクはピンクをベースにせず、飲み口に砂糖をつけて差し色にしています」と説明した。
「夏スタ！ VIVID SUMMER」は24日まで開催される。「見た目がかわいくて写真映えする、おいしいグルメを飲食店の皆さんが知恵を絞って作ってくれました。おいしいご飯を食べながら夏スタを楽しんでいただきたいですし、ビビッドカラーの思い出を作ってもらいたいですね」と柴田さん。カラフルグルメが真夏の球場を鮮やかに彩る。【山田愛斗】
