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【阪神】優勝マジック39点灯!石井大智「0が正義」セ歴代単独3位の33試合連続無失点記録


阪神対広島 阪神3番手の石井(撮影・上田博志)

<阪神5-0広島>◇30日◇甲子園

球団最速V、見えた! 阪神がついに優勝マジック39を点灯させた。

鉄壁投手陣が2戦連続&今季23度目の完封を達成。先発の村上頌樹投手(27)は6回無失点で9勝目を挙げ、8回に登板した石井大智投手(28)は1回無失点でセ・リーグ歴代単独3位の33試合連続無失点を記録した。チームは後半戦開幕4連勝で今季最多の貯金22。23年の9月14日を塗り替える猛虎最速Vへ、期待は膨らむばかりだ。

  ◇  ◇  ◇

満員の甲子園はどんな僅差でも“押せ押せ”のムードを作ってくれる。前日の1-0勝利に続く、今季23度目の無失点勝ち。最強投手陣への信頼感は94試合目にして完全に極まった。

まだ7月。首位を独走する阪神にマジック39が点灯した。チーム一丸となって1つのアウトを積み重ねてきた結晶だ。藤川監督はマジック点灯を「全く知らなかった」と笑い飛ばし、「ファンの皆さんにどんどん盛り上がっていただいて。自分たちは現場で精いっぱい戦っていきます」と柔らかな笑みを浮かべた。

先発の村上が役目を果たした。6回を無失点。「球数がかかって、ピンチばかりでしんどかったけど、野手の方に守ってもらってのゼロなので良かった。試合の中でいろいろしながら修正できたのはプラスだと思う」と謙虚に語った。3者凡退は3回の1度だけだが、走者を出してからの投げミスが少ない。2回1死満塁では秋山を緩い遊撃ライナーに打ち取り、飛び出した走者も仕留めて併殺で切り抜けた。

7回からは及川、石井、桐敷が「0」をつないだ。思うように点を取れなくても、相手に本塁を踏ませず、負けない展開にもっていく。今季の強さを象徴する記念星で4連勝だ。今季最多の貯金22。これでチームは広島戦10連勝となり、8試合を残して年間勝ち越しを決めた。

攻撃部門だけでなく、投手陣も驚きの数字を並べている。チーム防御率は7月2日から1点台。村上はこの日、防御率1・997と再び「1点台」に下げた。先発ローテで投げる全員が防御率1点台という快挙だ。規定投球回は才木と村上だけだが大竹、伊藤将、デュプランティエ、伊原が開幕から安定。手術から復活した「7人目」の高橋も2連続の好投。各自がベストに近い状態で登板できる態勢が整っている。

8回を抑えた石井は33試合連続無失点でセ・リーグの歴代単独3位に浮上した。「0が正義なので。(マジック点灯に)そうみたいですね。なんぼですか?」と無邪気に笑った。リリーバーとして一時代を築いた藤川監督は今のリリーフ陣を「チームの心臓」と言う。2年ぶり栄光への長いカウントダウンは始まったばかり。「まだまだ。ビルドアップさせながらというのは必要かなと。どんなことが起こるか分からないから」。どっしりと、阪神らしく歩を進める。【柏原誠】

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