
アルビレックス新潟の新ブラジル人、FWマテウス・モラレス(25)が29日、チームに合流した。
この夏7人目の補強選手となったモラレスは、「進化し続けながら、ピッチで全力を尽くす。多くの喜びと成長を分かち合える旅になるよう、一緒に頑張りたい」と活躍を誓った。
ブラジルリーグのマリンガFCから加わった左利きのアタッカーで、主戦場の右サイドのほか、中央でもプレーが可能。「1対1で相手を抜く、スピードを生かしてスペースに走り込める。そして、点を決められる選手だと自分を認識している」とPRし、「ボックス内ですごい危ない選手。(元ブラジル代表)ロマーリオのように、つま先で点を決めたり、ヘディングでもゴールを決められる。右足のクオリティーも高いよ」と笑顔で続けた。
新潟のポゼッションサッカーに適応し、輝くイメージはできている。「日本でプレーすることは夢だったし、オファーが来た時から前向きな気持ちでいた」。新潟への移籍決断は、19年に新潟でJ2得点王になったFWレオナルドと、06、07年に在籍したシルビーニョ氏からの助言があったことも明かした。「レオ・ソウザ(レオナルド)とはサントス時代に仲良くなり、シルビーニョは過去に指導を受けた。交渉のタイミングでいろいろと話しを聞いたよ」。
リーグ戦は残り14試合。J2降格圏に沈むチームを救うため、地球の裏側からやって来たアタッカーは「8~10ゴール」を個人目標に掲げ、「新潟をふさわしい位置(順位)に持って行けるように頑張りたい」。期待の超攻撃型レフティーが大暴れする。【小林忠】
◆マテウス・モラレス 2000年4月22日生まれ、ブラジル出身。ブラジル国内のサントスFC、ロンドリーナEC、マリンガFCに在籍。176センチ、72キロ。利き足は左。新潟での背番号は55で、ユニホームネームは「MORAES」。