
テレビ朝日系は26日、「タモリステーション 帰ってきた二刀流・大谷翔平 ワールドシリーズ連覇への道」を放送。
ドジャースのマクギネス投手コーチ補佐が、大谷翔平投手(31)のピッチングに言及した。
大谷は6月16日(同17日)のパドレス戦で、633日ぶりの二刀流復帰。ここまで6試合にメジャー自己最速を塗り替える101・7マイル(約164キロ)をマークするなど、好投を続けている。現在は先発で徐々にイニングを伸ばす方針だ。
マクギネス投手コーチ補佐は、大谷のフォームに言及。「投球フォームが今までよりかなり良い。タイミングを合わせてボールに力を伝え効率よく投げられるフォームを見つけたのだろう。(6月28日)のロイヤルズ戦で投げたストレートは、映像やデータで見ても最高レベルだった」と話した。
さらに同投手コーチ補佐は「オオタニと言えばストレートやスイーパーの威力は知っての通り。だが私が最も感心していることは、縦のスライダーを操れていることだ」と続けた。
大谷の縦に落ちるスライダーについては、ダルトン・ラッシング捕手(24)が21日(同22日)に「スポーツネットLA」のインタビューで感想を語っていた。同局のリポーターを務めるキルステン・ワトソンさんは「サンフランシスコで試合をしていた時、ショウヘイが『スライダー、バーティカル(縦のスライダー)』というコールを使っていました。みんな『どんな球を投げるんだろう』と思っていましたよ?」とラッシングに質問した。
12日のジャイアンツ戦で大谷とバッテリーを組んだラッシングは、「ブルペンでは何度か受けていたのですが、彼は試合になると気分が高まってよりハードに投げてくるんです。だからそのコールを聞いた時は『どんな変化をするんだろう』と思いましたね。そしたらバッターを三振に仕留めました。全く別の球でしたね」と振り返った。
さらに、大谷が投じるスライダーの秘密も公開。「彼はスライダーに異なるシェイプ(形)を持っていて、それを使い分けるんです。だから僕は全力で捕ったり、ブロックするだけですよ。あそこまで自在にボールを操れるピッチャーは特別です。他に誰もできないよ」と苦笑いで話した。