
<レッドソックス2-5ドジャース>◇25日(日本時間26日)◇フェンウェイパーク
ドジャースのベン・カスペリアス投手(26)が、メジャー初セーブを挙げた。3点差の9回から5番手で登板。先頭打者に二塁打を打たれ、2死から死球を与えてピンチを広げたが、無失点で試合を締めた。
守護神の左腕スコットが左肘の炎症で22日に負傷者リスト(IL)入り。代役として9回のマウンドに上がったカスペリアスは試合後、「とてもクールだった。遠征で、いいスタートになったのは良かった」と振り返った。
今季メジャー2年目の右腕は、先発で短いイニングを任されるオープナー、通常の先発、2番手のロングリリーフ、通常のリリーフ登板と、様変わりする役割に適応。前半戦を終え、オールスター期間中に大谷翔平投手(31)から、チーム内で活躍が際立った選手としてジャック・ドライヤー投手(26)とともに名前を挙げられるほどの奮闘ぶりだった。
7月は試合前の時点で、防御率13・50と苦しんでいたが、守護神スコットの穴を埋める活躍でチームの2連勝に貢献。カスペリアスは「確実にいい方向に向かっている。厳しい1カ月だったが、大事な場面で起用してくれたコーチ陣に感謝している。ここ数日、調子は良かったし、それを確認できた」と、手応えを口にした。