【高校野球】九州国際大付プロ注目右腕、山本嘉隆がスーパー完全救援 ２回２/３を７Ｋ／福岡

九州国際大対東筑紫学園　九州国際大付3番手投手の山本（撮影・林敢治）

＜高校野球福岡大会：九州国際大付5－2東筑紫学園＞◇25日◇準決勝◇久留米市野球場

九州国際大付のプロ注目右腕、最速148キロを誇る山本嘉隆投手（3年）がスーパー救援で決勝進出の立役者となった。

東筑紫学園との準決勝。5－2の7回1死二、三塁から3番手で登板し、2回2／3を投げパーフェクト投球を披露した。この日は最速146キロをマークし、計7奪三振と圧倒。8、9回のアウトは全て三振だった。「自分がチームを助けようと。真っすぐも走っていたので良かった」。元楽天、ヤクルト外野手の楠城祐介監督（41）も「厳しい状況で予想以上の投球でした」と最敬礼だ。

入学当初は主に外野を守り、2年秋から本格的に投手に転向した。遠投110メートルの強肩を持ち「投げる面に関しては自信がある」。3年春に公式戦初登板を果たし、最後の夏は投手1本に専念。「チームの勝利が1番です」と強調した上で「（スカウトに）自分のアピールもしていきたい」と力を込めた。