
<マイナビオールスターゲーム2025:全セ-全パ>◇第2戦◇24日◇横浜
全セの阪神佐藤輝明内野手(26)が“ファッションダービー”でもセ界を独走した。試合前、横浜市内で「マイナビオールスターゲーム2025 スペシャルステージ」が開催。球宴出場選手が私服で登場するトークショーで、佐藤輝は純白のスーツで華やかに決めた。インナーもホワイトで統一し、胸ポケットには黒いサングラスを入れ、アクセントを効かせた。ファンの視線をくぎ付けにした。
友人と一緒にしたためたオーダーメードの1着。約1カ月前に仕上がった。佐藤輝は「友人がやっているブランドで、今日のためにつくりました」と説明。季節感も意識し「夏なので。やっぱり白って、ちょっと涼しげな感じじゃないですか」。涼感をまとう洗練されたコーデに貫禄が際立った。年に1度の球界の祭りに「何かそういうのも1つあったら、面白いんじゃないか。そんなに(値段は)高くないですが、いろいろ選びながら。生地とか面白いですよ」とこだわった。
前半戦までに25本塁打、64打点でセ・リーグ2冠を走る。特に本塁打は2位の阪神森下に9本差と独走する。「いい感じです。突っ走りたいと思います」。キラキラと光るジャケットで決めたパ・リーグ本塁打トップの日本ハム・レイエスとともに、ファッションでも“キング”として並び立った。
試合では定位置の4番に座った。3回2死では西武隅田から中前打を決めた。快音を残した打球は、あっという間に中堅へ抜けた。ユニホーム姿でも変わらず輝いた。【上田悠太】