
<高校野球兵庫大会:報徳学園11-4神戸国際大付>◇24日◇準々決勝◇ほっともっとフィールド神戸
報徳学園が、2年連続17度目の夏聖地へあと2勝とした。
強力打線を擁する神戸国際大付との対戦。両校ともに本塁打を含む11安打を放つ乱打戦となったが、大角健二監督(45)の「チャンスで集中力を切らさずにやってくれた」という言葉通り、同じ安打数でも相手の4得点を大きく上回る11得点を積み重ねた。
そんな打線の中で、山岡純平内野手(3年)は本塁打を含む3安打3打点。「今日は相手が(同じ優勝候補の)神戸国際大付ということもあって『打てたらラッキー』くらいの気持ちで開き直って打席に立てたのが良かった」と勝因を分析した。
1年秋から二遊間コンビを組む橋本友樹内野手(3年)とともに、経験値の高さはチーム随一。「去年は先輩たちに2度も甲子園へ連れて行ってもらったので『今年は俺らが連れて行こう』という話は橋本としている」。攻守の要として1年間引っ張ってきた。
「兵庫で一番長い夏を過ごせるように」。準決勝の神港学園戦でも勝負強さを発揮する。