
阪神ラファエル・ドリス投手(37)が24日、入団会見を行った。22日に選手契約の締結が発表されていた。
16年から4年間在籍しており、6年ぶりの球団復帰となった右腕。藤川球児監督(45)の現役時代は2人で守護神争いした過去もあり、ともに勝利の方程式を担った。19年の春季キャンプでは、報道陣のドリスへの「2人で守護神を争うことになるが」という質問を、藤川監督が訳してドリスに伝え「(藤川も)いいボールを投げるし、尊敬している。一緒に向上していきたい」と完璧に“通訳”を務めたこともある。
藤川監督はブルペンの束ね役として、ドリスを初めとした助っ人とも密にコミュニケーションを取っていた。ドリスは阪神1年目の16年のシーズン中に、こう話している。
「藤川さんにはよくお食事に連れていっていただいたりしています。とてもお世話になっています。日本の野球についてだったり、リリーバーとしての心構えだったり、いろいろな要素を教えてもらっています。ボールをリリースする際の力の入れ方について話してくれたこともありますし、それが今は生きていると思います。最近調子が上がっているのはその教えのおかげかも知れません。本当にありがたいです」
今度はチーム最年長となるドリスがブルペンの兄貴分として、藤川イズムを伝える存在になるかもしれない。