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大谷翔平メジャー記録8戦連発見えた 入念準備不変“見え方”安定、不利なカウントから5戦連発


ドジャース対ツインズ 1回裏ドジャース無死、先制ソロ本塁打を放ちロハス(手前)とポーズを決め合う大谷(撮影・垰建太)

<ドジャース4-3ツインズ>◇23日(日本時間24日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)23日(日本時間24日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、球団タイ記録となる5試合連続アーチで本塁打数のナ・リーグ単独トップに立った。ツインズ戦に「2番DH」で出場し、4打数1安打。第1打席で中堅左へ37号先制ソロ本塁打を放った。5戦連発は球団史上7人目のタイ記録。1点を追う第5打席では2死一塁から敬遠され、逆転サヨナラのホームを踏んだ。なお、次回登板は30日(同31日)の敵地シンシナティでのレッズ戦となった。

    ◇    ◇    ◇

追い込まれた大谷は、間を置いて、絶好球を打ち砕いた。1回1死の第1打席、右腕パダックに2球で追い込まれると、打席を外した。球審にタイムを要求して、一呼吸し、直後の真ん中カーブを完璧に捉えた。中堅左の中段に運ぶ37号先制ソロ。試合後、中継局のインタビューで「素晴らしいピッチャーで最初は打線も打ちあぐねていたので、その中で先制点を取れたのは良かった。2打席目以降はちょっと思い通りの打席は送れなかったので、そこは反省点」とコメントし、変わらない謙虚さに“らしさ”がにじんだ。

入念な準備も不変だった。前夜、9回の第5打席で日本人初となる4試合連続本塁打を決めた。約15時間後、第1打席を迎える前のベンチ内でも、構えの確認作業を欠かさずに行っていた。一般的にカウント0-2で打者は不利になる。大谷も例外ではない。キャリアを通じて本塁打の確率は極めて低いが、準備が整った大谷には関係なかった。最も大事とする打席での“見え方”が安定し、5本塁打は全て中堅から左方向。持ち味を発揮している。

完全復調への兆しが、ツ軍にプレッシャーを与えた。2-3で迎えた9回2死一塁の第5打席。申告敬遠を告げられた。後続打者が打力の低いルイーズだったことを踏まえても、逆転の走者を自ら与えるのはセオリーに反する。地元放送局のインタビューで、敵将バリデッリ監督が「5年か10年に1度あるかないような判断」と振り返るほど、意を決した奇策だった。結果的に2死満塁のチャンスから、フリーマンの左前適時打で大谷が生還。逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

連日続く1発への脅威が、劇的勝利にもつながった。「苦しいゲームだったんですけど、何とか最後勝てて、シリーズも勝ち越すことができて良かった」。球団史上7人目の5戦連発で、メジャー記録は8戦連発。大偉業が見えてきた。

▽ドジャース・フリーマン(9回2死満塁から逆転サヨナラ打)「まだ調整の途中だよ。でも、最後の打球はかなり良かった。左方向にライナーを打ったは久しぶりだったから。金曜からの試合に向け、勢いをつけていけたらいい」

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