6年ぶりに阪神に復帰したラファエル・ドリス投手（37＝四国IL高知）が24日、西宮市内で入団会見を行った。スリム化した体で会見に出席。阪神は前半戦を終え、2位DeNAに9・5ゲーム差の首位を独走中で「優勝に向けて、いま戦っている。自分もその中の一部になりたいなと思ってます」と、意気込んだ。
途中加入のカリビアンはチーム最年長。ブルペンの支柱を期待される。前回在籍した19年までの4年間は藤川球児監督（44）とブルペンを支えてきた。入団が決まって旧知の指揮官とは対面済み。「『また一緒にできてうれしい。年上になってくると思うので、その中で若い選手にアドバイスしてあげてね』っていうところを声をかけていただきました」と、戦力だけでなく若手へのアドバイザーとしての期待を寄せられたという。
前回の在籍4年間で球団外国人最多の96セーブを残した。「やっぱりこの数年間で経験値はかなり上がったと思います。いろんな大きい部分を皆さん見がちですけれども、小さいところがやがて大きい力になってくると思う。小さい気づきとかを自分が見つけて、そこを正していけたらなと思います。優勝に向けて自分もそのパーツになりたい」。盟友が指揮をする古巣で2年ぶりのV奪回へフル回転を誓った。
