
<高校野球大阪大会:大阪桐蔭1-0大阪偕星学園>◇24日◇準々決勝◇くら寿司スタジアム堺
大阪桐蔭が薄氷のサヨナラ勝ちで準決勝へ駒を進めた。
先発した森陽樹投手(3年)は9回3安打12奪三振で完封。「負けたら終わりなので、自分が粘って攻撃に流れをつけられてよかった」とやり切った表情を見せた。
0-0で迎えた4回表、森は先頭打者に左前打で出塁を許した。続く打者にも中前打を打たれ、無死一、二塁のピンチを招いた。ここでギアを上げ、3者連続三振。「先頭打者を100%取ることをもっとやっていきたい」と反省しながらも「日頃からピンチを想定して練習してきた成果が出た」と手応えを口にした。
西谷浩一監督(55)は「今日は1球目から非常に攻めた投球をしていたので頼もしく見ていた」と森の投球を振り返った。
試合は、9回に黒川虎雅内野手(2年)がスクイズを決めてサヨナラ勝ち。準決勝は26日に履正社-阪南大高の勝者と戦う。