中日は24日、新外国人選手マイケル・チェイビス内野手（29）の入団会見をバンテリンドーム内で行った。背番号はレッドソックス時代と同じ「23」。「自分で選んだわけじゃないがいい番号をもらった。尊敬するマイケル・ジョーダンとも同じですし」と喜んだ。
「楽しいんで野球をやること。ボールを遠くへ飛ばせることが強み」とメジャー5年で通算42発の長打力をアピールした。
右投げ右打ちの内野手で遊撃以外守れる。14年ドラフト1巡目（全体26位）でレッドソックスから指名され19年にメジャーデビュー。同年95試合に出場し18本塁打。メジャー通算357試合、42本塁打、142打点。24年以降はメジャーでのプレーはないが今季はドジャース3Aで63試合、打率2割9分1厘、13本塁打、45打点を記録している。
契約のため7月はなかなか練習環境に恵まれなかった。「（3Aを退団し）最初の1週間は近所のバッティングセンターで自分でコインを入れて練習していた。まわりで見ていた子どもたちから『いい打者だ』と言われたよ」と笑った。その後は打撃コーチをつけての練習やウエートトレーニングなどを続けてきた。2軍で数試合出てからの1軍合流となりそうだが、貧打に苦しむ中日打線の起爆剤となりそうだ。
また現在「5番・一塁」で活躍しているジェイソン・ボスラー外野手（31）とはマリナーズ3A時代のチームメートで、「どこでご飯を食べればいいか、何を持ってきたらいいかも教えてくれた。野球の質問もできるしすごく心強い」と頼りにしている。
井上一樹監督（53）は「二塁、三塁で」と起用する考えだ。25日は井上監督の54歳の誕生日。「自分がしっかりプレーしたら監督だけでなくみんなもハッピーになると思う」と、井上ドラゴンズへの大きなプレゼントになれば現在4位だがクライマックスシリーズ進出も現実となる。
