
スペインメディアの「スポルト」は24日までに、同国1部バルセロナの日本ツアー中止に関して、主催会社の公式声明を報じた。
23日にバルセロナは、プロモーターの「重大な契約違反」により、27日に予定されていた日本ツアー(ヴィッセル神戸戦、ノエスタ)を中止すると発表。「スポルト」は「これを受けてツアー主催者のD-DRIVEは批判にさらされ、スポルトが入手した公式声明には次のような記述があった」とし、アジアツアーの公式プロモーター、D-DRIVE社のハン・ソル代表が、日本ツアーを共催するヤスダグループが契約違反を犯したと説明していることを明らかにした。
掲載された声明によると、「D-DRIVEは本日、試合の代金全額を受け取る予定でしたが、最終的に資金は届きませんでした。ヤスダグループは無効または偽造された書類を繰り返し提出し、すでに韓国に送金されたと虚偽の主張をして私たちを欺いていました」などと主張している。
ヤスダグループは久保建英(24)の所属するレアル・ソシエダードのメインスポンサーを務め、Rソシエダードとスタッド・ランスのジャパンツアーでもプロモーションを務めている。
以下、スポルト掲載のD-DRIVE社ハン・ソル代表の公式声明。
「世界中のメディアの皆さまへ。私はD-DRIVEを代表し、FCバルセロナ2025アジアツアーのCEO兼公式プロモーターを務めるハン・ソルです。先日中止となったヴィッセル神戸とFCバルセロナの試合は、もともとレアル・ソシエダードのメインスポンサーであるヤスダグループが提案し、日本での共催が予定されていました。D-DRIVEは本日、試合の代金全額を受け取る予定でしたが、最終的に資金は届きませんでした。ヤスダグループは無効または偽造された書類を繰り返し提出し、すでに韓国に送金されたと虚偽の主張をして私たちを欺いていました。ヤスダグループの従業員から、CEOが最終的に送金しなかったという音声録音を入手しており、意図的な詐欺行為が明確に確認されました。今回の不正行為により、楽天の社会的イメージは大きく損なわれました。これらの事実を踏まえ、FCバルセロナは日本での試合を中止するという正しく責任ある決断を下しました。日本の責任者に対し、損害賠償を求める法的措置を取る予定です。日本とは異なり、韓国ではプロモーターが試合の準備を整え、関連費用をすべて負担しています。現時点では、残っているのは航空券代のみです。韓国のファンの皆さま、ご安心くださいD-DRIVEは残りのツアーを成功させることに全力を尽くします。忘れられない試合をお届けするために、あらゆる努力を尽くします。ありがとう、ハン・ソル」