レアル・ソシエダードは23日、京都のU－20日本代表DF喜多壱也（19）を買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得したことを発表した。契約は今季終了までの1年間で、Bチームのサンセに所属する。
スペイン紙ムンド・デポルティボは買い取りオプションの金額について、150万ユーロ（約2億5500万円）と報道。そして選手の特徴については「身長189センチ、左利き、センターバックや左サイドバックでプレーできるポリバレントな能力で際立っている。彼の加入はカマラの退団後、補強を必要としていたDF陣を強化する」と説明した。
京都のトップチームでプレーしたここ3シーズンでの公式戦出場数はわずか5試合だったが、Rソシエダードのスポーツディレクターは、「喜多のポテンシャルと欧州サッカーへの適応力を信頼している」とのことだ。しかし、9月27日から10月19日にかけてチリで開催されるU－20日本代表のメンバーに招集され、サンセで一定期間、出場できない可能性があるという。
喜多は4季ぶりに2部復帰を果たしたサンセにとって、今夏最初の補強選手となった。パフォーマンス次第で久保建英が所属するトップチームデビューの道が開けるかもしれない。（高橋智行通信員）
