
<マイナビオールスターゲーム2025:全パ-全セ>◇23日
日本ハム新庄剛志監督(53)がいつものスタイルで他球団の選手たちに続々と指導を始めた。
シーズン中の試合前練習と同様に上半身はパーカーを着用。パーカーの色は赤が基調で右腕だけ黒。胸の部分は大きく金色で「1」とプリントされている。帽子は着用せず。パシフィック用の紺の練習着を着ていないのは新庄監督だけ。
グラウンド上では「いろいろな選手に聞きたいね。バッティングとか、どうやって投げてんのとか。逆に聞かれたりしてね。ベンチから僕どう見えてますかとか。どこが悪いですかとか。普通教えんけどバリバリ教えますよ。正々堂々と。それで後半戦絶好調になっていいんですよ、盛り上がれば。みんなプロ野球選手。同じユニホーム着てる仲間なんですから」と予告していた通り、他球団の選手に積極的に話しかけた。オリックス頓宮、ソフトバンク周東には打撃指導。ロッテ山本には身ぶり手ぶりを交えて外野からの送球指導を行った。
さらに三塁側ベンチから飛び出してきた阪神藤川監督とレフト付近であいさつを受けてがっちり握手。しばし“両リーグトップ会談”を行った。
現役時代にセ・パ両リーグで球宴MVPに輝いた“役者新庄”は「選手がメイン」と前置きしつつも「リルビット(little bit=ちょっぴり)奪いにいく」と宣言していた通りに試合前から躍動した。