
<高校野球滋賀大会:綾羽6-3伊香>◇22日◇準々決勝◇マイネットスタジアム皇子山
初の甲子園出場を目指す綾羽が伊香を下し、準決勝進出を決めた。
先発マウンドに上がったのは、米田良生有(らいり)投手(2年)。2回まで被安打0と好投をするも、3回から徐々に崩れ、1点を失った。3-1とリードで迎えた4回も立ち直れず、1死一、三塁のピンチを招いたところで降板となった。
救援登板したのは、エースの藤田陸空(りく)投手(3年)。「監督と『三塁ランナー無視して1失点までは仕方がない』と話した」。1失点までは許容範囲にもかかわらず、2者連続空振り三振で力強くほえた。「流れを持ってくるためにも三振がほしかった。めちゃくちゃうれしかったです」と笑顔で振り返った。
守備も無失策でリードを守り切り、6-3で勝利をおさめた。次戦は強豪の近江と対決。藤田は「次も強敵。ヤマ場だと思う。いつも通り以上に全力で挑みたい」と意気込んだ。【溝淵千夏】