
東アジアE-1選手権で国際Aマッチデビューを果たした東京ヴェルディDF綱島悠斗(24)が、あらためて日本代表定着への思いを強くした。
21日、東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで女子WEリーグ王者の日テレ東京Vベレーザと合同でのファン感謝祭が行われた。チーム唯一の日本代表選手となり、注目度も高まっている中、多くのファン・サポーターから直接言葉をかけてもらい、気持ちを新たにしたようだ。
「応援してくれる方々も代表見てたよとか、いいプレーだったよって声をかけてもらえた。すごくサポーターの方々の期待を背負っているなと思いました。自分もE-1の1回だけで終わらせずコンスタントに代表に定着できるように活躍しないといけないなと思いますし、僕個人の希望でもありますけど、ヴェルディサポーターの期待や希望につながっている。僕だけじゃなくヴェルディファンのためにもこれからやり続けないといけない」
前日は町田に0-1と苦杯を喫したが、強敵相手に自分たちのサッカーが通用した手応えも感じている。
「(6月の)ルヴァンの柏戦から、自分たちのサッカーが少しずつできるようになってきて。まだ勝ち点3につなげられていない状況ですけど、自分自身(2週間のリーグ戦中断となる)この空いている期間で、勝ち点3を取れるようにチームとして必要なことはすべて取り組みたいと思っていますし、城福さんの指導のもとでスキを見せないチーム、最後の最後に足を出せるチームとか、そういうトレーニングの中で意識できることはたくさんあると思う。そこはもっと詰められると思っていますし、細かいところが結果に表れてくる。勝ち点3のために、より自分に厳しくやっていきたい」
ファンの温かい声が、綱島の背中を押す。取材を終えると、スタンドの小学生とおぼしき子どもたちから「綱島~っ!」と複数の声が飛んでいた。