
<巨人6-5阪神>◇21日◇東京ドーム
阪神がオールスター前最終戦で今季5度目のサヨナラ負けを喫し、球団17年ぶり3度目の貯金20ターンはならなかった。2位DeNAが勝利したため、ゲーム差は9・5に縮まった。
6回まで3本の本塁打で5点をリードも、7回に一挙5失点で追いつかれた。同点の9回、3番手の伊原陵人投手(24)が2死満塁から吉川尚輝内野手(30)にサヨナラ中前打を打たれた。
試合後、阪神藤川球児監督(45)は「こういうゲームになることもあるし、お互いにギリギリの勝負をしてるところですから」と冷静に振り返った。
この日は悔しい逆転負けとなったが、今季ここまで90試合を戦い53勝35敗2分けで折り返し。2位DeNAには9・5ゲーム差をつけている。「前半本当に素晴らしい戦いだったと思うしね。10試合して1試合こういうゲームがあっても、他の7、8、9個、いいゲームができれば。それがペナントレースですから」。後半戦に向けて「またオールスター明けからいい勝負、いい表情で出てきてほしい」と話した。