
<ドジャース5-6ブルワーズ>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、味方の拙守に足を引っ張られて降板した。
カーショーは3回までブルワーズ打線を2安打に封じ、三塁を踏ませない好スタート。3回には打線がダルトン・ラッシング捕手(24)の犠飛と、大谷翔平投手(31)の34号2ランで2点を先制した。
だが、4回から守備陣が崩壊。2死二塁からパーキンスが放った三遊間への打球を、三塁手トミー・エドマン内野手(30)がスライディングキャッチで好捕。だが、一塁への送球が悪送球となり1点を失うと(記録は安打とエドマンの失策)、続くモナステリオにも左前適時打を浴び、送球間に二塁への進塁を許した。
さらに、オルティスの中飛をアンディ・パヘス外野手(24)が後逸(記録は失策)。2安打に2失策が絡んで同点を許した。カーショーは5回に死球で走者を許すと、ボーンの左前打に左翼手エステリー・ルイーズ外野手(26)の失策が絡み1死一、三塁として降板。ベンチではグラブとキャップをたたきつけ、怒りをあらわにした。
試合後も囲み取材を自ら打ち切るなど、いら立ちを隠せず。4回1/3を81球、5安打2四死球3失点(自責2)2奪三振の内容だった。
【カーショーの一問一答】
-感情をあらわにしていた。守備がいつもの状態ではない中で抑える難しさは
「自分にいらだっていたんだ。3点を取ってもらったのに四球を出してしまった。それがただフラストレーションだった」
-原因は。スプリットを多く投げていたようだが
「投球自体は悪くなかったけど、何球かミスをしてしまった。それが悔しいです。そういうこともあります。チームも良いプレーができていない状況で何とか勝利に貢献したかったのですが、十分な仕事ができなかった。だから悔しいんですよ」
-スプリットが決まらなかったことについては
「わかりませんね。自分がやろうと思ったことをやりましたが、うまくいかなかっただけです。わかりません」
-今の状況は
「自分がどれくらいいら立っているのか、うまく言葉にできません。みんなフラストレーションがたまっている。どう言えばいいのかわからないよ。我々は勝たなければいけない。言い訳はできない。もっと良いプレーをしなくちゃ。明日はもっと良いプレーをしないといけません。言えることはないです。これ以上なにか言うと問題になりそうなので、終わりにします。ありがとう」