
<明治安田J1:G大阪2-1川崎F>◇20日◇第24節◇パナスタ
ガンバ大阪GK一森純(34)が、ビッグセーブ連発でリーグでは今季初の逆転勝利の立役者となった。
1-1の後半3分、スルーパスに抜け出した川崎FのFWマルシーニョと1対1を冷静にセーブ。同35分にはFWエリソンのシュートを鋭く出した右足で防いだ。DF陣とともに守ったこの場面には「最近GKとDFで連係して守ることができていなかった。角度がないところに(コースを)限定してくれたのはいいプレーだった。僕自身もスーパーな選手ではないので、助けてもらいながら、ああいうシーンを増やしていきたい」と手応えを口にした。
一森の度重なるスーパーセーブもあり、チームは今季リーグで初となる逆転勝利。この結果に守護神は「1つ成功体験になったことは、大きいと思う」と喜んだが、直後には「(1失点した後に)流れで失点しなくて、逆転できたということは素晴らしいものがあると思うけど、もう1つレベルを上げると考えるとまだまだ足りない。勢いに任せたサッカーじゃなくて、ロジカルにやっていかないといけない」と引き締めた。【永田淳】