
<明治安田J1:横浜3-0名古屋>◇20日◇第24節◇日産スタジアム
名古屋グランパスが、最下位だった横浜F・マリノスに0-3の完封負けを喫した。今季10敗目で15位に後退した。
長谷川健太監督(59)は「マリノスに気持ちの入った試合をさせてしまった。我々ができなかった」と悔やんだ。
前半序盤にFW永井謙佑らに決定機が訪れたが、決めきれず。前半35分にCKから相手FW谷村海那に先制点を許すと、同追加タイム2分にFWヤン・マテウスに追加点を奪われた。「フィニッシュを1本1本、大事にしなければいけなかった。決め切れずにセットプレーから先制される悪いパターンで気落ちして、連続失点してしまった」と振り返り「ゴールにマリノスの方が飢えていた。ゴール前の迫力も、彼らの方が上回っていた」と相手をたたえた。
後半追加タイムにはFW植中朝日に3点目を決められた。2点目に加え、ダメ押しの起点にもなったマテウスの名を挙げて「やられたのはセットプレーとヤン・マテウスの個人技。向こうをほめるしかない。個人のストロングがあると分かっていたが、上回られてしまった」とした。
次戦は8月10日、豊田スタジアムで京都サンガと対戦する。「負けたら負けたなりの理由がある。反省して8月に準備したい」と切り替えた。【飯岡大暉】