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【高校野球】北海41度目甲子園、左腕エース浅水結翔が昨夏敗戦の悔しさ晴らす好投/南北海道


札幌日大対北海 優勝し歓喜する北海ナイン(撮影・黒川智章)

<高校野球南北海道大会:北海7-0札幌日大>◇20日◇決勝◇エスコンフィールド

北海が昨夏覇者の札幌日大を7-0で下し、全国最多を更新する2年ぶり41度目の夏甲子園出場を決めた。左腕エース浅水結翔投手(3年)が3安打完封勝利を挙げた。昨夏先発した南北海道大会1回戦札幌光星戦での敗戦の悔しさを晴らす好投だった。

   ◇   ◇   ◇

浅水が111球目、スライダーで空振り三振を奪い、甲子園行きを決めた。最後までマウンドに立ち続け、札幌日大打線を3安打無失点。拳を突き上げた左腕は「この1年、長いようで短かった。冬もどの学校よりも頑張ってここに来たので、それが結果につながった」と、しみじみ語った。

歓喜の瞬間にも頭に浮かんだのは、昨夏の敗戦。3季連続甲子園を狙ったが、南北海道大会1回戦で札幌光星に1-9の7回コールド負けを喫した。2年生だった浅水が先発を託されるも、3回途中7安打5失点で敗れた。道内公式戦の連勝は29でストップ。先輩たちの夏を終わらせた責任をずっと感じていた。「去年の負けがなければここはない」。自身が最後の夏を迎え、同戦の動画は何度も見た。2日前にも見て、悔しさを思い起こして大事な試合に臨んだ。

昨秋以来の先発を告げられたのはこの日の朝。「まさか先発すると思っていなかったので、絶対やってやるって気持ちだった」と気合を入れた。救援登板が続いていたが、平川敦監督(54)は、1年前の雪辱に燃える背番号1の姿に「最後は浅水で終わりたかったという思いがあった」と起用した。変則フォームの軟投派だが、昨年より腕を下げるフォームに改良。球速も3キロ上がり最速133キロに伸び、成長を示した。

ヒーローインタビューで「日本で一番長い夏にしたい。まずは一戦必勝で最終的には日本一を取れるように頑張りたい」と誓った浅水。3学年で最少19人の3年生は、毎日昼休みに全員が集まって過ごすほど仲が良い。仲間たちとともに、準優勝だった16年を超える熱い夏にしてみせる。【保坂果那】

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