
<巨人1-2阪神>◇20日◇東京ドーム
巨人は、阪神投手陣の前に好機で1本が出ず、4連敗を喫した。借金は3となり、前半戦の借金ターンが決まった。
1点を追いかける9回に長野久義外野手(40)、坂本勇人内野手(36)の「サカチョー」を代打で連続起用したが、ともに凡退。4回に代打攻勢をかけ、丸の適時打で1点を返したが、6回以降は4イニング連続の3者凡退と沈黙した。
この日の敗戦で、阪神戦は5連敗。通算4勝13敗となり、シーズン前半戦で今季の阪神戦の負け越しが決まった。巨人がシーズン前半戦で阪神戦負け越しが決まるのは、球団史上初めての屈辱だった。
再三の好機での拙攻に、阿部慎之助監督(46)は「自らつぶしちゃったよね。まぁ、荷が重いよ。そういう選手が出てるから、それで何とか勝たせてあげるのが、こっちの役目なんだけど」と悔しさをにじませた。
巨人は19日に自力優勝の可能性が消滅。首位阪神とのゲーム差は、今季最大の11ゲーム差に広がり、3位に転落した。