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【阪神】歴史的ターンに盤石救援陣あり 藤川監督「計算通り」体調見極め先を見据えて接戦ものに


巨人対阪神 9回裏巨人の攻撃を抑えた岩﨑(撮影・浅見桂子)

歴史的ターンや! 阪神が2日連続で5人のリリーフを投入し、敵地巨人戦で連勝した。延長11回を制した前夜に続き、この日は先発ジョン・デュプランティエ投手(31)を来日最短の3回で降板させ、リードを守り抜いた。これで今季対巨人は13勝4敗となり、球団史上初となる球宴前の勝ち越しが決定。2位とのゲーム差を今季最大10・5に広げた。藤川球児監督(44)は球宴前最終戦となる21日のブルペン陣3連投も辞さない構え。独走優勝へ、17年ぶり3度目の貯金20ターンを狙う。

   ◇   ◇   ◇

しびれる1点差の勝利。その中心にいた藤川監督の心は、ずっと落ち着いていた。「今日はあまり揺れ動きのないゲームにできたと思う。昨日よりも少し良かったかなと思います」。2位巨人と2日連続の接戦。盤石のブルペンはびくともしなかった。

先発デュプランティエが3回で降板。2番手岩貞は1回1失点を喫するも、その後は連投となった4人が無失点でつないだ。湯浅が2回を1安打無失点にまとめると、及川、石井、岩崎は1人の走者も許さない完璧な投球。22セーブ目を挙げた守護神・岩崎は「こういうロースコアを取ると大きいと思う」と淡々と振り返った。

先発右腕の早期降板にも、藤川監督は「3回も行ってくれたので十分ですね」と納得の表情だ。信頼するリリーフ陣がいるから計算が立つ。「誰か1人が、投球数が少なければ複数イニング行けると思っていますから、そこは計算通りと言いますか。本当に素晴らしいリリーバーたちの活躍だった」とうなずいた。

ここまで89試合を戦い、常に先を見据えたリリーフ起用を続けてきた。石井を4月の巨人3連戦で3連投させた一方、前カードの中日3連戦は岩崎とともに登板させず。指揮官は「そこまでの登板数が多かったので、休養日に充てていた」と説明した。

石井は「監督を始め選手の体調も気にかけてやってくれている。すごく選手はやりやすいし、パフォーマンスを発揮できるような環境がすごく整っている」と感謝する。岩崎は5月下旬から6月にかけ、チームに同行しながら中11日を空けたことも。大きな故障につながる前に先手を打ち、ここぞのタイミングで迷いなく勝負をかける。

この3連戦の直前、藤川監督は「岩崎、石井あたりがきっちり、ジャイアンツ戦から東京ドームで3試合行ける状態で臨める」とイメージしていた。2試合を終え、金村投手コーチも「今日はみんな球数も少なく終わってくれたんで。惜しみなくつぎ込める」と3連投に自信たっぷり。独走優勝へ、まずは貯金20ターンで勢いをつける。【磯綾乃】

▽阪神岩貞(2点リードの4回に登板し、1回1失点で5月27日以来の5ホールドポイント)「しっかり準備した上でマウンドに上がれたので良かったですけど。なんとか最少失点で。勝ちゲームになって良かったです」

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