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【高校野球】桐陽・袴田大駕が公式戦初先発で4回0封 5回コールドで圧倒/静岡


浜北西対桐陽 4回2安打無四球無失点の桐陽・袴田

<第107回全国高校野球静岡大会>◇20日◇3回戦8試合◇ちゅ~るスタジアム清水ほか

シード校の東海大静岡翔洋が4-3で常葉大橘に逆転勝ちした。4番大村泰輝内野手(3年)が8回に同点打。さらに決勝のホームにも生還するなど走塁でも輝きを放ち、チームを勝利に導いた。今春準Vでシード校の桐陽は、浜北西に12-0の5回コールド。公式戦初先発の袴田大駕投手(2年)が、4回2安打無四球無失点と好投した。8強進出を懸けた4回戦8試合は、22日に行われる。

   ◇   ◇   ◇

桐陽の袴田がギアを上げた。初回。1死から左中間三塁打を浴び、相手のクリーンアップと対峙(たいじ)した。「絶対に抑える」。3番を外いっぱいの直球で見逃し三振、続く4番をスライダーで三ゴロに仕留めた。いきなりのピンチをしのぎ「安心した」と一息。これで緊張もほぐれ、持ち味を存分に発揮した。

躍動感あふれるフォームから投げ込む直球を軸に、浜北西打線を押し込んだ。4回を投げて散発2安打、無四球無失点。新井晶登監督(49)は「一番調子が良くて先発を任せた。役割を果たしてくれたと思う」とたたえ、目尻を下げた。

昨秋まで内野手兼任だったが、年明け1月から投手に専念。中日、オリックスで投手としてプレーした外部コーチの長峰昌司氏(40)の指導で、より球に力が伝わるフォームを習得した。体づくりにも励み、当初128キロだった最速は約半年で143キロまで急伸。今春には聖隷クリストファーとの決勝を含め3試合に登板するなど経験も積んだ。

迎えた夏、公式戦初先発のマウンドで輝きを放った2年生右腕。引っ張られるように打線も11安打を浴びせた。うち7本が長打と容赦なく得点を重ね、5回コールドで圧倒した。

ここから大会は中1日の日程で進む。総力戦を前に望月佑哉、鈴野佑月(いずれも3年)の2枚看板に“3本目の矢”が加わった。袴田は「ずっと強豪が相手になる。与えられた場面で自分の仕事をしたい」と加藤学園との4回戦以降を見据えた。1992年以来33年ぶり2度目となる夏の甲子園へ、また1つ視界が開けた。【前田和哉】

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