＜高校野球南北海道大会：北海7－0札幌日大＞◇20日◇決勝◇エスコンフィールド
北海の佐竹徠都外野手（2年）が2点リードの5回2死満塁で、エスコンフィールドの右翼ブルペンにたたき込む満塁弾を放った。直前に、三塁走者の桜井悠也内野手（3年）から「内角のストレートを狙っていけ」と声をかけられていた。佐竹は「最高です。思い通りのボールが来ました」と満面の笑み。大会最多を更新する41度目の夏の甲子園出場を決めた。
昨秋は4番だったが「重圧があった」と今春から6番に下がった。南北海道大会は準々決勝を終えて7打数1安打だったが、平川敦監督（54）からのアドバイスで98センチの長尺バットを振り、ヘッドの重さを感じてスイングする感覚を養った。19日の準決勝では4安打。この日も2安打4打点と一気に覚醒した。
洞爺湖シニア出身で、今秋ドラフト上位候補の健大高崎（群馬）石垣元気投手（3年）の1学年後輩。「（甲子園で）対戦して打ちたい」と夢見ている。
◆北海 1885年（明18）に創立された私立校。全校生徒数は1142人。野球部は1901年（明34）に創部。部員数は69人。甲子園出場は春14度、夏40度。最高成績は63年春と16年夏の準優勝。主な卒業生に元ヤクルト若松勉氏、元日本ハム鍵谷陽平氏ら。所在地は札幌市豊平区旭町4の1の41。秋山秀司校長。
