
スイス1部グラスホッパーを契約満了で退団していた日本代表DF瀬古歩夢(25)が、フランス1部ルアーブルに加入すると19日、フランスのレキップ紙が報じた。「スイスで確かな実力を発揮した」とし、昨季15位で再建を続けるルアーブルは今夏6人目の補強になるという。
大阪府出身の瀬古は2022年にJ1セレッソ大阪からグラスホッパーに加入。3年半の在籍で大きなけがもなく、フル稼働した。センターバックだけでなく、ボランチとしてもプレーし、リーグ戦117試合に出場して1得点を記録。6月17日に契約満了で退団することが発表されていた。
21年の東京五輪代表で、A代表では7試合に出場。同紙は「瀬古はポテンシャルを秘め、代表チームにもフィットし始めた。6月のオーストラリア戦とインドネシア戦にも出場した」と紹介。さらに「彼はフリーの立場にあり、財政的に限られたクラブにとっては大きい」と説明した。加入が正式に決まれば、クラブ初の日本選手になる。