<明治安田J1:東京3-2浦和>◇19日◇第24節◇味スタ
浦和レッズは苦杯を喫した。FC東京に後半2失点し、クラブワールドカップ(W杯)帰りの初戦で手痛い敗北となった。
クラブW杯後にテーマとしてきたローディフェンスの対応がままならず、クロスから失点するなど課題を残した。
その点について問われるとスコルジャ監督は「クラブW杯が明けてローディフェンスを練習でやってきて、今日はそこが強みになるだろうと思っていたが、ヒアンをうまく押さえることができませんでした。特定の選手を名指ししたくないが、2失点目はボザがヒアンの近くにいたが、中盤の選手がそこに行くことも必要だった。ボザのアグレッシブさが足りなかっただけでなく、DFラインと中盤のラインがコンパクトに守らないといけない」。
ただ敗因は、戦術よりもゲーム勘のなさだと説いた。
「言い訳はもちろん言いたくありませんが、我々にとって(クラブW杯で敗退後)4週間ぶりの試合、夏場での初戦ということもあった。そこでのゲーム勘の足りなさはあった。両チームを比較すると、後半の体力の違いに差があった。アグレッシブさやダイナミックなパワーが足りなかった。チャレンジは9割ほど負けていた。長いブレークの後はゲーム勘の後で難しさがあるけど、本日のこの敗戦によって次の湘南戦に生かしたい」
優勝戦線に踏みとどまるためにも勝ち点3が欲しかったゲーム。この日も多くのサポーターの声援を背に勝利へのムードは高まっていただけに、逆転負けしたショックは大きい。