
<明治安田J1:湘南3-3C大阪>◇第24節◇19日◇レモンS
17位湘南ベルマーレは、本拠地でセレッソ大阪と3-3で引き分けた。
前半から相手の出足の圧倒される。前線からのプレスに苦しみ、前半6分に左サイドから先制を許した。
直後にエースの得点で追いつく。同14分、右サイドでDF藤井智也(26)がボールを持つと、中央のMF小野瀬康介(32)に横パス。小野瀬がダイレクトでゴール前に送ると、FW鈴木章斗(21)が飛び込んでゴールを奪った。今季から主将に就任したストライカーは2月26日の第3節浦和レッズ戦以来約5カ月ぶりの得点を記録した。
その後、相手に押し込まれるも前半42分に一時逆転に成功する。鈴木章が相手陣深くで相手DFのクリアをブロックするとゴールラインギリギリでボールを確保。すぐさま右クロスを上げ、MF平岡大陽(22)の得点をお膳立て。1点リードで前半を折り返した。
後半も打ち合う。後半2分に追いつかれると、同28分には再逆転を許した。しかし、同42分途中出場のMF石橋瀬凪(19)が左サイドから仕掛けるとPKを獲得。同じく途中出場のFWルイス・フェリッペ(31)が落ち着いて決めて土壇場で追いついた。
チーム事情は苦しい。日本代表DF鈴木淳之介(21=コペンハーゲン)や福田翔生(24=ブレンビー)、畑大雅(23=シントトロイデン)ら主軸が相次いで移籍。5月11日以来リーグ戦で勝利はない。終盤戦に勢いをもたらすために、執念の勝ち点1をもぎ取った。